【滑舌改善テクニック4選④】「母音法トレーニング」でハキハキと話せる!
はじめに
みなさんこんにちは!
トッポです✨
今日は、「口唇口蓋裂×滑舌改善」の第4回目になります!
今回は、劇団四季や声優、アナウンサーも取り入れているという滑舌改善法についてお話しします。
目次
滑舌に関してこんな悩みを抱えていませんか?
- 「相手に聞き取りやすい声で話したい」
- 「何度も聞き返されて困っている…」
- 「プレゼンや面接の前になると、うまく言葉を発音できるか不安になる…」
- 「滑舌のトレーニングをしたいけど、周囲に人が居るからやりにくい…」
今日はこれらの悩みを解消するために、私が取り入れている滑舌改善法「母音法トレーニング」についてお話ししたいと思います!
周囲の視線を気にせず、簡単にできる滑舌トレーニングなのでぜひやってみてください。
「母音ってなに?」という方は、ぜひ下の記事を読んでいただけると幸いです。母音の意味を理解していると、トレーニングの理解にも役立つと思います!
私が母音法トレーニングを取り入れたきっかけ
私は大学二年生の頃から、人前で発表する機会が増えてきました。プレゼンや面接の直前にはいつも、第一声が相手に聞き取ってもらえるのかとても不安になっていました。
また、発音がうまくできていないと感じると、相手の表情が気になってしまいます。そのため、プレゼンに集中できないことがよくありました。まさに、その日の「発音の調子」で、メンタルが左右されていた感じでした。
プレッシャーがかかる場面であればあるほど、滑舌のことよりも、パフォーマンスを発揮することに集中したいですよね。
私は「大事な場面こそ、滑舌を気にすることなく話せるようになりたい」と本当に悩んでいました。
そこで、たどり着いた方法が「母音法トレーニング」です。
私はプレゼンや面接の前に、いつも「母音法トレーニング」をルーティンとして取り入れています。
母音法トレーニングとは?
母音法トレーニングとは、「はじめに話したい言葉の「母音(あ、い、う、え、お)」の部分だけを繰り返し発音します。次に、子音と一緒に言葉を発音することで、滑舌を改善するトレーニング」です。
今日は、詳しく説明していきたいと思います!
なぜ母音法トレーニングが滑舌に効果があるのか?
日本語とは「『子音』と『母音』の組み合わせ」で作られています。
「母音」をはっきりと発音することができれば、ハキハキと言葉を発音できるようになります。そのため、相手に伝わりやすい発音ができるようになります!
母音法トレーニングを行って、母音の口の動かし方を意識できるようにしていきましょう。
子音と母音の関係について
「さ」という発音を例に、「子音と母音の関係」を見ていきましょう。
私たちは無意識に「さ」を発音すると思います。
しかし、実際には次のような手順で発音をしているのです。
①まず舌を使って歯茎に「息」を当てる。
②その「息」が摩擦することによって、「スー」という音が出る。
③次に、「あ」という声を出す。
④すると、「さ」という言葉を発音することができる。
発音のポイントは、「③番(あ)という声をしっかりと発音すること」です。母音法トレーニングは、子音のあとの「母音」をしっかり発音するためのトレーニングです。
トレーニングのメリット
- 口を大きく動かして話す習慣がつく。
- 母音をしっかり発音できるようになれば、相手に「ハキハキ」と話す印象を与えられる。
- 私が苦手な発音(さ行、た行、な行、ら行、ざ行、だ行)にも効果がみられた。
- 発音の時、舌の使い方がよく理解できるようになる。
- トレーニングの際に、声を出さずに母音の口で、口を大きく動かすだけでも滑舌改善に効果がある。
母音法トレーニングのやり方
母音法トレーニングのやり方について説明したいと思います!
「1〜4の順番」でおこなっていきます。
緊張感ただよう発表や面接の前にちょこっとやるだけで、滑舌の不安を和らげることができます。
【母音法トレーニングの手順】
①トレーニングで使うフレーズを決める。
例)おはようございます。
②フレーズを子音と母音に分ける。
→「お/はあ/よお/う/ごお/ざあ/い/まあ/すう」
子音は「は、よ、ご、ざ、ま、す」
母音は「お、あ、お、う、お、あ、い、あ、う」
③母音のみを繰り返し発音する。or 声を出さずに母音の口の動きで大きく動かす。
→「おあおうおあいあう」を繰り返し発音。
【③のポイント】
- 母音の「口の形」を意識する!
- 口を大きく開けて発音する。or 口を動かす。
- 口周りの筋肉がよく使えていればGood!
④子音も含めたフレーズをそのまま発音してみる。
→「おはようございます」と発音してみる。
【④のポイント】
- トレーニング前よりも口が動いている感覚があればGood!
- 母音をしっかり発音あるいは意識できていればOK!
※③と④を繰り返し練習する。
私がやってみた感想
私は母音法トレーニングをプレゼンや対面での面接、zoomでの面接の前によく取り入れています。
話す前の準備体操として、とても良いトレーニングだと感じています!
プレゼンや面接の前は、緊張して顔がこわばってしまうことがあると思います。顔に力が入っていると、うまく話したくても口が思うように動いてくれませんよね。
そんな時に母音法トレーニングをやれば、顔の緊張がとけていくことが実感できます。
しかし、周囲に人が居る状況もあると思います。「声を出してトレーニングするのが恥ずかしい」という時もありますよね。
そんな時、私は声を出さずに、「母音の口の動きで、大きく口を動かす」ことをやっています。それだけでも母音を意識した発音ができるようになります!
また、母音法トレーニングをやってみて「苦手な言葉の発音」にも良い効果が見られました。
私は「さ行やざ行」の発音が苦手でした。特にさ行は、舌の使い方を過剰に意識しすぎて、ひどく摩擦音が出ていました。当時は、「発音できないのは舌をうまく使えていないから」と感じていました。しかし、舌の使い方を過剰に意識したことによって、母音の発音がおろそかになっていることに気づきました。特に「さ行の発音」では、子音の「摩擦する音」を頑張って出そうとしていました。そのため、母音を短く発音していたと感じています。
母音の発音が大切だということに気づいてから、このトレーニングを行うようになりました。
結果、母音(あ、い、う、え、お)をしっかりと発音する習慣が身に付きました。以前よりも、さ行やざ行などの発音がしやすくなったと実感しています。
「子音のあとの母音をしっかり発音する」ということは、言語訓練でもあまり意識していなかった点だったので、気づけて良かったと思います!
「日本語は子音と母音の組み合わせ。母音をはっきり話せば伝わりやすくなる。」
この言葉は覚えておくべきポイントですね!
さいごに
今日のテーマは「母音法トレーニング」でした。
日頃から「母音(あ、い、う、え、お)の発音を意識」して、一緒に滑舌改善を頑張りましょう!
「滑舌改善テクニック①~③」についての記事は、下のURLをクリック→【目次】から各記事へ移動できますので、ぜひ読んでみてくださいね!
「新しい気づき」は将来に活きると思います。積極的に新しいことを知る機会を増やしていきましょう!!
この記事が、少しでも滑舌に悩む方のお力になっていれば私も幸いです。
本日も、最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
それでは最後に
口唇口蓋裂に負けない!
ありがとうございました。
参考資料
・TALKNAVI(2021)「滑舌トレーニングその2~「母音法」で言葉を聞き取りやすくやすくしよう!~」『TALKNAVI HP』,[https://talknavi.co.jp/commu/training2_vowel/],2021年7月1日閲覧
・みんなのスタンバイ(2021)「プロ仕様の滑舌トレーニングで「ん?もう一回?」を言わせない!」『みんなのスタンバイ HP』[https://jp.stanby.com/media/training-tongue/],2021年7月1日閲覧